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小村崎地区

兵糧館跡
(ひょうろうだてあと)

残存状態満点!わが町が誇る史跡公園

 町北東部の低地は円田盆地と呼ばれ、昔から稲作が盛んで暮らしやすい土地でした。兵糧館跡は、盆地北部の防衛拠点として室町〜戦国時代に築かれた砦の遺構と考えられています。

 兵糧館にはいくつかの伝説が伝わっています。

・・・昔、たびたび兵糧館から紫色の雲が立ち昇ったことから、村名を小紫村(こむらさきむら)と付けた。その後、理由はわからないが、小村崎村と書くようになった・・・

・・・昔、兵糧館にお姫様が暮らしていた。戦になって館が攻め落とされたとき、お姫様は、大事にしていた金の猫の置物を抱いて、井戸に身を投げた。後に攻め手の者がその井戸を探したが、ついに金の猫を見つけることはできなかった・・・

 兵糧館跡は現在、地元住民の協力を得て、簡易ながらも史跡公園となっています。土塁や堀切などがよく残り、砦の構造がどのようなものだったのか知ることができます。

土塁跡。数百年の時を経てなお、これほど美しく残っている。素晴らしいの一言に尽きます さすがは砦!円田盆地の眺望は最高
東屋もある。ピクニック感覚でどうぞ この案内表示に従えば迷うことはありません

アクセスマップ

所在地 蔵王町大字小村崎字鹿野・字大久保
所有者 個人所有
公開日 いつでも
料 金 無料
アクセス ミヤコーバス「熊野神社前」停留所から徒歩20分
駐車場 あり
現地までの案内表示 あり
現地での説明表示物 あり
見学のための手続き 特にありません。ご自由にご見学下さい。
見学地の整備状態 普通(初夏と初秋の草刈作業の後がおすすめです)

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