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平成23年(2011年)東日本大震災による町内の文化財の被害状況(概況・第2報)

 今回の地震による町内の指定文化財等の被害状況について、先に概況をお知らせしましたが、その後新たに発見された被害や、余震によって生じたあらたな被害についてお知らせします(2011年4月12日現在)。


愛宕神社 神楽舞台(建造物自体は未指定)
 3月11日の本震で受けた被害です(4月13日確認)。この建物自体は指定物件ではありませんが、蔵王町指定無形民俗文化財『東根榊流神楽』の活動拠点であり、この舞台なしでは神楽奉納もままならないため、同神楽にとっては存続の危機と言っても過言ではありません。

神楽舞台が倒壊したほか、拝殿(未指定)も大きく歪んでしまいました

だるま講石造物群(蔵王町指定文化財)
 4月7日の余震で受けた被害です(4月12日確認)。石造物群のうち「玉石」が台座から外れ、転覆しました。また、転覆の際「竜巻達磨尊」の台座とぶつかり、「竜巻達磨尊」の台座を不等沈下させるとともに、一部破損させました。
 「玉石」は、直径約80㎝m、重さ約800㎏の石球です。3月11日の本震では影響を受けませんでしたが、それより軽度な余震で被害が生じました。本震と余震との揺れ方の違いによるものと思われます。

台座から転覆した玉石。 (転覆前の状況)

平成23年4月18日更新

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