どきたんドットコム歴史と文化財めぐり高野家>日吉神社

町を彩る歴史テーマ その3 高野家

日吉神社
(ひよしじんじゃ)

平沢入封にともない丸森より遷された、高野家崇敬の神社

 日吉神社は、もとは伊達郡宮代(だてぐんみやしろ)に鎮座していたものを、高野親兼(ちかかね)が天正17(1589)年の領地替えの際に伊具郡丸森(いぐぐんまるもり)へと遷した神社です。親兼は一時期伊達郡宮代に配されており、そのときにこの神社を崇敬するようになったのでしょう。親兼の子光兼(みつかね)が平沢に入封する際に当地へと遷座されたことから、その信仰の深さが伺えます。

 現在の社殿は高野武兼(たけかね)によって正徳3(1713)年に造営されたものと伝えられており、拝殿は屋根などを改修しているようですが、本殿は大きな改修がなされていない模様です。

 なお、本殿の左右に小さな猿の石像が2対安置されていますが、これは神猿(まさる)と呼ばれるもので、猿が日吉神社の神の使いであることからきています。神猿は、一般的には夫婦円満・子授け・子育て・家門繁栄などにご利益があるとも言われています。

うっそうとした杉林の中に鎮座する。
前戸には「さるぼぼ」のような飾りものが下がる
本殿。こけら葺きで、覆い屋根がかかる
本殿左脇の神猿。横向きの仕草が愛らしい 本殿右脇にも神猿。ちょっと偉そう

マップ

所在地 蔵王町大字平沢字三本槻79
所有者 日吉神社
公開日 いつでも
料 金 無料
アクセス ミヤコーバス「平沢」停留所から徒歩25分
駐車場 あり(境内の空地に駐車して下さい)
現地までの案内表示 なし
現地での説明表示物 なし
見学のための手続き 特にありません。ご自由にご見学下さい。
見学地の整備状態 普通

平沢要害跡 高野倫兼遺訓碑 三尊堂舎
日吉神社 一石一字経供養塔

>>>歴史テーマ一覧へもどる<<<   >>>テーマ解説へもどる<<<   >>>ホームページへもどる<<<